ハムスターの寿命について
ハムスターの平均寿命や亡くなる前の症状について紹介します
ハムスターはペットとしての注目度が高く、家族の一員として迎える方が多くいます。大切な家族であるハムスターに1日でも長く穏やかに暮らしてほしいと願う一方で、気になるのが平均寿命ではないでしょうか。 この記事では、ハムスターの平均寿命や亡くなる前の症状について解説していきます。ハムスターに長生きしてもらうために飼い主ができることもお伝えしますので、ぜひ最後まで目を通してください。
ハムスターの寿命は 2~3 年
ハムスターの種類や飼育環境によっても異なりますが、平均的な寿命は 2~3 年だといわれています。寿命がとても短いようにも感じられますが、ギネス記録では4年半生きたハムスターが認定されているため、 平均よりも長生きしてもらうことは十分可能でしょう。
種類別に見るハムスターの平均寿命
ハムスターにはさまざまな種類があり、それぞれ見た目などの特徴や平均寿命が異なります。日本で多く飼育されている5種類のハムスターについて、見ていきましょう。
種類 |
特徴 |
平均寿命 |
ゴールデンハムスター |
●穏やかで人懐っこい性格 ●白地に茶色の模様 |
2年半~3年 |
ジャンガリアンハムスター |
●温厚な性格 |
2~2年半 |
キャンベルハムスター |
●攻撃的で人に懐きにくい ●ジャンガリアンハムスターと似た外見 |
2~3年 |
ロボロフスキーハムスター |
●すばしっこく臆病な性格 ●最小種 |
2~3年 |
チャイニーズハムスター |
●温厚で頭がよい ●細い体と長いしっぽ |
2年 |
「どうしてハムスターの寿命は短いの?」と感じた方もいるでしょう。ハムスターの寿命が短いのは「鼓動がとても速いため」だと考えられています。動物の一生の拍動数は決まっているといわれており、ほかの生き物と 比較すると時間が早く流れているのです。
人間に換算すると何歳になる?
ハムスターと人とでは時間の早さが異なるため、生後約 2~3 ヶ月で大人になると考えられています。
<年齢換算表>
ハムスター |
人間 |
1ヶ月 |
7歳 |
2ヶ月 |
15歳 |
3ヶ月 |
18歳 |
6ヶ月 |
25歳 |
1年 |
30歳 |
2年 |
60歳 |
3年 |
90歳 |
上記の数字はあくまでも目安ですが、飼育する際に参考にしていただけたら幸いです。ハムスターにとっての1日はとても長い時間であるため、たった1日と考えずに、限られた時間を大切に過ごすことが重要で しょう。
ハムスターが亡くなる前に見せる症状とは
いずれハムスターにも寿命が訪れます。しかし人間のように言葉を話せないため、飼い主がハムスターの様子をチェックし、状況を悟ってあげなくてはいけません。
⚫ エサを食べなくなる
⚫ 体重が減った
⚫ 下痢をしている
⚫ 毛並みが悪くなった
⚫ 寝てばかりいる亡くなる前にかならず見られる症状というわけではあ りませんが、思い当たる項目があれば、注意が必要です。
飼い主はハムスターが亡くなる前に見せる症状について知り、かかりつけの病院に行くなどの適切な対処をしたり、別れを受け入れる覚悟を決めたりしましょう。
エサを食べなくなる
もしハムスターがエサを食べなくなったのなら、加齢や病気が関係しているかもしれません。年齢を重ねるごとに食が細くなるため、今まで口にできていたエサが食べられなくなることがあるのです。 ハムスターは夜行性のため、夜間にエサを食べているようであれば問題ありませんが、数日エサを食べないと死んでしまうこともあるため、毎日かならず確認をしてください。とくに病気で体が弱っている場合には、早急にかかりつけの医師に診てもらう必要があるでしょう。
体重が減った
大幅に体重が減った場合、病気を患っている可能性があるでしょう。もし体重が減った場合、栄養が豊富に含まれているエサに変えるのもオススメですが、それでも体重が増えないようであれば、重大な病気が隠れている恐れがあります。ハムスターにとっての1g減は大きな変化ですので、体重測定は頻繁におこなってください。
下痢をしている
下痢は体からのアラームサインです。ハムスターの体はとても小さいため、下痢が続くと脱水症状に陥り、命取りになりかねません。 病気が原因の下痢以外に、ストレスや加齢、水分の取りすぎによっても引き起こされます。下痢が続くようであれば、早めにかかりつけの医師に相談してください。
毛並みが悪くなった
ハムスターはきれい好きで頻繁に毛づくろいをする生き物ですが、体調不良ヤケガなどによって毛づくろいする元気がなくなると、「毛並みが悪くなったな」と感じることがあります。 そのほかにも「栄養が足りていない」「加齢」「皮膚疾患」などが原因で毛並みが悪くなることがあるため、毛並みの変化には、なんらかの異常が隠れている可能性があると知っておいてください。
寝てばかりいる
ハムスターは夜行性ですが、朝だけでなく夜も寝てばかりいる場合には、体調不良やケガ、病気を抱えている恐れがあります。 また、加齢にともなって足腰が弱っていると活動する元気もなくなってくるため、寿命が近づいているサインかもしれません。元気だったハムスターが寝てばかりいるようになったら、一度かかかりつけの医師に相談してみてください。
ハムスターに長生きしてもらうためにできること
ハムスターは生まれてから2年ほどで老年期に入るため、飼い主は普段よりも体調の変化に気遣いましょう。
⚫ 健康管理をする
⚫ エサのあげすぎに注意する
⚫ ブラッシングをこまめにする
大切な家族であるハムスターに1日でも長生きしてもらうためにも、ぜひこれらの行動を心がけてください。
健康管理をする
ハムスターに長生きしてもらうためには、こまめな健康管理が欠かせません。
⚫ 室温管理
⚫ 歯の伸び具合
⚫ 毛並み
⚫ 食欲
⚫ 排せつ物や汚れの処理 など
ハムスターが生活しやすい室温は、20~25 度だといわれています。また「毛並みはよいか」「食欲はあるか」「排せつ物や汚れ」のポイントは病気を患っていないかのチェックにもなるので、こまめに確認しましょう。 ハムスターの歯が伸びすぎている場合は、動物病院に行けばお手入れしてもらえます。体の小さなハムスターは病気の進行が速いため、毎日欠かさず健康管理をして、ちょっとした変化にも飼い主が気付いてあげましょう。
エサのあげすぎに注意する
エサをあげすぎると肥満になってしまい、ハムスターの健康によくありません。とくにハムスターの好物でもある ヒマワリの種は脂質を多く含んでいますので、1回3粒程度に抑えるとよいでしょう。
ブラッシングをこまめにする
ハムスターはきれい好きなため自分で頻繁に毛づくろいしますが、毛球症を防ぐためにも、毛が長い種類のハムスターや換毛期には、飼い主も手伝ってあげるとよいでしょう。 毛球症とは飲み込んだ毛が胃で詰まってしまうことであり、腸閉塞を引き起こす恐れもある症状です。ハムスターにストレスを与えない程度にブラッシングをしましょう。そのほかにも、爪が伸びていたら、赤ちゃん用の爪切りなどを使ってお手入れしてあげることも大切です。
まとめ
ハムスターの平均寿命や亡くなる前の症状について紹介しました。大切な家族であるハムスターに長生きしてもらうために飼い主ができることも解説していますので、ぜひ参考にしてください。 ハムスターの平均年齢は2~3 年であり、比較的短命です。ハムスターを飼育する際には1日1日を大切にし、こまめに体調をチェックして健康管理をしましょう。 大切なハムスターとお別れをすることになったら、旅立ち方について考えてみませんか?
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