プランター葬について
プランター葬に向いているペットの種類や埋葬方法をご紹介します
ペットを埋葬する方法のひとつに、プランター葬があります。プランター葬なら庭がなくてもペットを自然に還せるほか引っ越しにも連れて行けるため、転勤などで各地を転々としている方などに、とくに多くのメリットがあるでしょう。 この記事では、プランター葬に向いているペットの種類や埋葬方法をご紹介していきます。メリットとデメリッ トも解説しますので、ペットの埋葬方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
プランター葬とは?
プランター葬とは、ペットの亡骸を植木鉢(プランター)に入れて埋葬する方法のことです。埋葬に必要なものはホームセンターで手軽に購入できるほか、プランターを置くスペースが狭くても埋葬できるメリットがあります。
プランター葬に向いているペットの種類
プランター葬に向いているペットの種類は、小鳥やハムスターなどの小動物です。プランターよりも大きな動物を埋葬することは現実的ではありませんが、火葬した後であれば埋葬できるでしょう。
プランター葬のメリット
プランター葬は「ペット霊園ではなく自宅で埋葬したい」「職業柄引っ越しが多い」という方にメリットがあります。
⚫ 庭がなくても自然に還せる
⚫ 引っ越しの際に連れて行ける
⚫ 植えた草木を見て心が休まる埋葬方法を検討中の方に向けて、
メリットを詳しく解説していきます。
庭がなくても自然に還せる
プランター葬なら、自宅に庭がなくても火葬することなく自然に還せます。プランターを置くスペースさえあれば埋葬できるため、マンション住まいの方でもペットを埋葬できるでしょう。 後述しますが、埋葬に必要な植木鉢や園芸用の土などはホームセンターですぐに購入できるため、誰でも埋葬できる点も選ばれているポイントです。
引っ越しの際に連れて行ける
「仕事柄引っ越しが多い」という方でも、プランター葬ならペットと離れることなく引っ越し先に連れて行けるでしょう。 ペットが亡くなった際には、霊園の共同墓地に埋葬する方法もありますが、飼い主が遠方に引っ越ししてしまったら、お墓参りに行く機会がぐんと減ります。今暮らしている家を離れる予定が近々ある方にもオスス メです。
植えた草木を見て心が休まる
プランターに埋葬した後は、植物の種を撒いて草木を育てましょう。すくすくと育つ草木を見て、心が癒されていくでしょう。 自分が好きな花を植えてもよいですし、ペットに似た毛色の花を選んでもよいかもしれません。プランター葬は、ペットを亡くしたばかりで悲しみの渦中にいる飼い主の心を休め、慰めてくれる効果も得られるのです。
プランター葬のデメリット
プランター葬には多くのメリットがありますが、一方で見過ごせないデメリットもあります。
⚫ 野生動物に掘り起こされるリスクがある
⚫ 土に還るまでに長い時間がかかる
⚫ 虫の発生や異臭トラブルの原因になる可能性がある プランター葬を選択
した後に後悔しないために、かならずデメリットにも目を通してください。
野生動物に掘り起こされるリスクがある
カラスなどの野生動物に掘り起こされるリスクがあることを知っておくべきでしょう。プランターは底が深くないため、亡骸を土の深い場所に埋められません。そのため、埋葬されていることを野生動物に気づかれて、 掘り起こされる可能性があるのです。
土に還るまでに長い時間がかかる
プランター葬に限らず、亡骸が土に還るまでには、長い時間がかかります。とくに火葬せずにそのまま埋葬した場合には、長い年月が必要になることを知っておいてください。
虫の発生や異臭トラブルの原因になる可能性がある
火葬せずにプランターに埋葬すると、虫の発生や異臭トラブルの原因になる可能性があります。マンション住まいの方や隣家と距離が近い場合などは、近隣トラブルになる恐れがあるでしょう。これらのトラブルを防ぎたいという方は、火葬してから埋葬することをオススメします。
プランター葬の埋葬方法について
ここからは、プランターを使った埋葬方法について解説していきます。まずは、下記のものをそろえておきましょう。
⚫ プランター
⚫ プランターの下に敷く皿
⚫ 園芸用の土
⚫ 腐葉土
⚫ 肥料
⚫ 針底石
⚫ 針底ネット
⚫ スコップ
⚫ 植物の種
プランターとプランターの下に敷く皿、そして園芸用の土は必須です。針底石や針底ネットは、水はけをよく して土漏れを防ぐためにも取り入れるとよいでしょう。 腐葉土や肥料には微生物の働きを活性化させる役割があるため、取り入れると亡骸が土に還りやすくなります。そのほかにもスコップや植物の種を用意しておくと、スムーズに埋葬を終えられます。 いずれもホームセンターや園芸用品店で購入できるため、前もって手に入れておきましょう。続いては、埋葬方法についてです。
1. 土台を作るプランターの底に針底ネットを敷き、針底石を敷き詰めます。
針底石はプランターの底が見えなくなるまで入れてください。
2. 土を混ぜる園芸用の土と腐葉土を混ぜておきます。
割合は1:1がよいでしょう。混ぜた土をプランターの 1/3 程度まで敷き詰め
ます。
3. ペットを埋葬する土の上にペットを埋葬し、腐葉土を被せた後に肥料を
撒きます。亡骸が土に還りやすくなるよう、タオルなどで巻かずにそのまま埋
葬してください
4. 土を被せて針底ネットを敷く肥料の上から土を被せて、再び針底ネットを敷
きます。プランターに植えた植物の根が亡骸を傷つけない よう、針底ネットを
活用してください。
5. 再び土を被せて、植物の種を植える 2の過程で混ぜた土を被せて、植物の
種を植えます。定期的に水やりをして植物の成長を楽しみましょう。 家庭菜
園や園芸に親しみのある方なら、数時間もあれば埋葬を終えられるでしょう。
土いじりをしたことがないという方は手間どる場面もあるかもしれませんが、
順番通りにおこなえば、問題なく埋葬できるはずです。
プランター葬にオススメの植物
植物の種を購入する際に「どのような植物がよいのだろう?」と悩む方もいるでしょう。プランターに種を植えるのなら、根が伸びて亡骸を傷つけてしまう恐れのある多年草ではなく、一年草が適しています。 一年草には、コスモス、アサガオ、パンジー、ジニア、デイジー、ネモフィラ、スイートピー、マーガレットなどがありますが、初心者でも育てやすいのは、コスモスとアサガオです。種を購入する際の参考にしてください。
まとめ
プランター葬に向いているペットの種類や埋葬方法、メリットとデメリットを解説してきました。プランター葬とは、その名のとおり、プランターに亡骸を埋葬する方法のことです。引っ越しを予定している方や自宅に庭 がない方でも埋葬できるため、メリットを感じている方は多くいます。 しかし、土に還るまでに時間がかかる、異臭トラブルが発生する可能性があるなどのデメリットもあるため、注意してください。プランター葬をおこなう場合には、火葬を終えてから埋葬することで、デメリットを最小限に抑えられるでしょう。ペット火葬をお考えの方は、ご自宅まで火葬車で訪問し、車後部の火葬炉にて施行する訪問火葬をおこなっている「天国への扉 ペットメモリアル千葉習志野」をご利用ください。 完全個別火葬ですので、ご家族様の愛したペットとのお別れ時にも安心いただけます。手向けの花もご用意しておりますので、ご依頼の際に「お花も一緒に」とご注文いただければ、当日お伺いする際にお持ちいたします。金額の目安は、2,000 円~3,000 円をお考えください。24 時間お好みの日時に合わせいつでも対応しておりますので、ペットの旅立ちを一緒に送り出す当社を、ぜひご利用いただけますと幸いです