老犬が夜泣きする原因とは?試したい 5 つのことをご紹介します
「シニア期の飼い犬が夜泣きするようになったけれど、なぜ?」「突然夜鳴くようになって困っている」など、犬の夜泣きについて悩んでいる方もいるでしょう。このコラムでは、老犬が夜泣きする原因や夜泣きを改善するために試したいことをご紹介していきます。老犬の夜泣きは加齢にともなう症状であり、決して珍しいものではありませんが、病気が隠れている可能性もあるため、早めに原因を探りましょう。
老犬の夜泣きは加齢によるものがほとんど
犬は生まれてから5~7年程で老年期に入ると考えられており、高齢になると、脳の機能が衰えて夜泣きする犬が増えてきます。 毎日の夜泣きに悩まされて睡眠不足に陥っていたり、何をすべきかわからなくなって途方に暮れたりしている飼い主もいるかもしれません。 夜泣きの原因はほとんどが加齢によるものですが、場合によっては病気やケガをして飼い主に助けを求めている場合もあるため、まずは飼い犬をよく観察しましょう。
⚫ 認知症が進んでいる
⚫ お腹が空いている・喉が渇いている
⚫ 寝床の環境が悪い
⚫ 病気やケガ
夜泣きの原因について、次項でも詳しく解説してきます。
認知症が進んでいる
シニア期に入って認知症が進んでいる場合に、犬が夜泣きするケースがあります。高齢になると昼間に寝ることが増えて夜起きている時間が多くなるため、夜泣きの頻度が増えるのです。 昼間は散歩などでよく体を動かして、夜はゆっくり寝てもらうのがベストですが、なかには体が弱って外で長時間遊べない犬もいるでしょう。その場合には室内でおもちゃを使って遊んだり、マッサージをしたりして体を動かしてあげると、症状が落ち着くケースもあります。
お腹が空いている・喉が渇いている
高齢になると食が細くなり、一度にたくさんの量のご飯を食べられなくなります。夜になってお腹が空いたり喉が渇いたりして、飼い主に訴えるために鳴くことがあるでしょう。 寝る前に水分補給をするほか、おやつをあげるなどして様子を見てください。もし夜泣きがおさまるようなら 食事を数回にわけたり、食事の時間を遅くしたりするなどして工夫してみましょう。
寝床の環境が悪い
床が硬くて体が痛い、寒いもしくは暑いなど寝床の環境が悪い場合にも、犬は夜泣きをします。老犬になると体を動かしたり、寝返りしたりすることも苦痛になるため、クッションを敷いてあげると、心地よく眠れるよ うになるかもしれません。
病気やケガ
シニア期に入ると、免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。運動や食事の量が減ることによって筋肉量も減少し、ケガをしやすくなる犬もいます。 病気やケガが原因で飼い主に助けを求めている場合には、できる限り早めに動物病院へ連れて行くべきでしょう。症状が軽減すれば、夜泣きの頻度も減っていくはずです。
老犬の夜泣きで試したい 5 つのこと
老犬が夜泣きするようになったら、下記の5つのことを試してみてください。
①かかりつけの獣医に相談する
②欲求を叶えてあげる
③適切な室温をキープする
④介護用マットを取り入れる
⑤薬やサプリメントを活用する
飼い犬が快適に眠れるよう、できることからすぐに実践してみましょう。
①かかりつけの獣医に相談する
かかりつけの獣医に相談し、適切な処置やアドバイスを受けてください。後述しますが認知症の場合には、サプリメントや薬を活用することで、症状が和らぐ可能性もあります。ケガや病気が隠れている場合には、 飼い主が自力で治療することは難しいため、速やかに獣医師を頼りましょう。
②欲求を叶えてあげる
「お腹が空いた」「喉が渇いた」「おもらしをしてしまった」など、飼い主に訴えて鳴いている場合には欲求を叶えてあげましょう。 とくに自力で立ち上がれなかったり、食事ができなかったりする犬の場合には、飼い主の助けが必要です。ただし、夜中に起きて行動するのは飼い主にとっても負担になるため、無理のない範囲で対策を講じてあ げましょう。
③適切な室温をキープする
犬が心地よく眠れる室温を探して、夜起きてしまわないように工夫してみてください。老犬になると環境の変化に心身が影響されやすくなるため、不快を訴える頻度が増える傾向にあるのです。 寒すぎたり暑すぎたりすると、人間でも夜眠れなくなることもあるでしょう。とくに夏の暑い時期と冬の寒い時期には、室温に気を配ってください。
④介護用マットを取り入れる
老年期に入ると、体を動かしたり、寝返りをしたりすることが難しくなるため、介護用マットを取り入れるとよ いでしょう。 床ずれ防止のマットはネット通販でも手に入るため、犬の大きさに合ったマットをひとつ用意しておくことをオススメします。
⑤薬やサプリメントを活用する
獣医師に、薬やサプリメントを処方してもらう方法もあります。認知症の場合には、投薬によって症状が改善する場合があるのです。ただし、薬の処方は慎重におこなうべきですので、かならずかかりつけの医師に 相談の上、正しい量を服用してください。
まとめ
老犬の夜泣きについて、原因や試しておきたいこと5つをご紹介していきました。シニア期に入るとトラブルを抱えやすくなるため、夜泣きする犬も出てきます。加齢が原因であるパターンが大半ですが、病気やケガを負っている可能性もあります。かかりつけ医に相談・適切な処置をしてもらうことで症状が改善する場合もあるので、夜泣きが続くようであれば、動物病院へ連れて行きましょう。 シニア期に入り寿命が近づいてきた飼い犬の、旅立ちの仕方について考えてみてはいかがでしょうか?「天国への扉 ペットメモリアル千葉習志野」では、出張型のペット火葬という形で大切な家族でもあるペットの旅立ちを温かく見送る場をお届けしております。ご自宅まで火葬車で訪問して、車後部の火葬炉にて施行する訪問火葬ですので、セレモホールへの来店は不要です。24時間いつでもご利用いただけますので、ご利用をお悩みの方もお気軽にお問い合わせください。